チョコレートについて (2016/7/19)佐野 友紀
大好きな食べ物の1つに、チョコレートがあります。
最近はダイエットや血圧抑制に効果的など取り上げられることも多くなりましたが、それだけではない、チョコレートの魅力について調べてみました。
◎チョコレートの歴史
紀元前2000年ごろから主に中央アメリカにおいてカカオの栽培が始められ、アメリカ先住民族の間で元は薬として珍重され、貨幣として使用する地方もあったそうです。カカオは1492年にクリストファー・コロンブスによってヨーロッパへと紹介され、徐々にヨーロッパ大陸にも浸透していき、この過程で、チョコレートの苦味を打ち消すために砂糖を入れるようになったことから、嗜好品へと変わっていったそうです。(日本にチョコレートが伝わったのは、幕末の頃です。)
◎チョコレートの成分
チョコレートは、カカオ豆をすりつぶした「カカオマス」に更にカカオ豆から搾り取られた「カカオバター」を加えて糖分やミルクを加えて作られます。
以下は、含まれている栄養成分の代表的なものです。
① ポリフェノール
植物に含まれている渋味や苦味、色素の成分のことで、老化の原因ともなる活性酸素を除去する抗酸化作用があることで知られています
② テオブロミン大脳を刺激して集中力や記憶力、思考力を高め、気力をUPさせます。カフェインと同様の覚醒効果がありますが、カフェインよりも緩やかに作用します。
③ ブドウ糖脳にとって最も効率の良い栄養であり、脳の神経伝達物質アセチルコリン生成の手助けもします。 気分を落ち着け安定させるセロトニン分泌作用も促します。
④ 食物繊維食物繊維は便通を改善し肌荒れを防いで、肥満防止や大腸ガン予防にも効果的です。
⑤ ビタミン・ミネラル類チョコレートにはビタミンEやナイアシンなどのビタミン類や、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、リンなどのミネラルも含まれていて、特にカルシウムとマグネシウムのバランスが良いのが注目されています。
◎チョコレートの効能
上記のように、いろいろな成分が含まれていることから、
血圧低下、動脈硬化予防、抗ストレス、美容効果、アレルギーの改善、脳の活性化、便通改善等の効果があるそうです。
上手に取り入れて健康増進に役立てたいですね。でも、この季節、持ち歩きにはくれぐれもご注意下さい!!