バレンタインデーに学ぶ(2014/2/19)上原哉
毎年この時期には、ソワソワしていた記憶があります。
そう、男子が色めき立つバレンタインデーがあるからです。
齢30を超える私は、そんな純な気持ちをいつの間にかどこかへと
置き忘れてきてしまったのですが、世の中はやはり華やかでした。
そんなバレンタインデーから、学ぶべき基本を感じましたので、
コラムにしたいと思います。
時は今年のバレンタインデー。
私めはというと、会社の先輩や同僚からありがたいチョコやケーキをいただきました。
もちろん義理チョコというやつです。
そんなこんなで、いつもなら毎年変わらずなバレンタインデーですが、
今年は例年と違うことがありました。
仕事も終え帰宅すると、いつも通り子供たちはお布団に入り夢の中。
しかし、ダイニングテーブルの上に、今日息子(小学1年生)がもらったであろう、
チョコと『手紙』が置いてありました。
彼ももらったのか、そういう年齢になったか、などとふんわり思いながら、
息子がもらった『手紙』に目を通しました。
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上はらりょう太くんへ
りょう太くん、ケロマツ気にいってくれた?
なん日もかけてつくったんだよ。
でも…手作りチョコができなくてごめんね。
わたしりょう太くんのこと
大すきだよ。
めいより
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(原文ママ)
※ケロマツとは何かのキャラクターらしく、
ビーズで繋ぎ合わせてそのキャラクターのキーホルダーを作ってくれたようです。
なんという純粋で素敵な文なんだ!と読み終えた瞬間に思いました。
そして、息子が一人の女性にこんなにも好いてもらえていることにも嬉しくなりました。
と、ここまでではただの親バカです。
ですが、実はこの『手紙』には大きく学ぶべきことが盛り込まれていることに気づかされたのです。
1.ただチョコを上げるだけじゃない
→手紙とキーホルダーを添えて、差別化し付加価値アップ
2.想いを伝えたい
→端的かつ素直で率直な文章内容
3.想いの大きさと真剣度を解ってもらいたい
→直筆で話言葉の手紙。そしてそれを手渡しで直接渡す。
つまり、如何に私があなたのことを想っているかということを、
ただ伝えるだけじゃなく、様々な手法で伝わり易くしているのです。
これは今回のようなケースだけではなく、
対お客様・対取引先・対同僚などビジネスシーンでも同じではないでしょうか。
人を動かすには『伝えること・伝えるチカラ・伝える方法』が大事なのだと改めて感じさせてくれました。
私も、今よりもっと『伝えること』を考えながら、日々生活しなければと思いました。
そして、そんな天使からのお手紙は、今は息子の宝箱に大切にしまわれています。