≪コンビニこぼれ話≫  (2010.02.24)

第31回は、税務監査事業部の眞野隆広による
「コンビニこぼれ話」をお届けいたします。

皆さんは、どれくらいの頻度でコンビニエンスストアを利用されていますか?
毎日足繁く通いコンビニ弁当無くしては生きて行けないというヘビーユーザーの方も、コンビニは値段が高いからコンビニなんてほとんど利用しない、ライトユーザーの方もしばらく私のお話にお付き合いください。

コンビニエンスストアで欠かせないものにPOSシステムがあります。
POSシステムとは店舗で販売するごとに商品の販売情報を記録し、集計結果を在庫管理やマーケティング材料として用いるシステムのことであり、販売時点管理と訳されることもあります。

小難しい事はさておき、要は会計の時、バーコードでピッとレジに登録する作業の事です。
誰もが一度はピッとやってみたい例のあれです。

店舗はバーコードをピッと登録することで様々な情報を得ることができます。
例えば、よく知られていることですが、お会計の最後にレジスターを開けるボタンには、性別、年齢層を登録するボタンがあります。
あくまでレジ係りが見た目で判断を行うので多少の誤差や間違いはありますが、チェーンによっては、1万店の店舗網が あることから膨大な量の情報を得ているのではないでしょうか?

例えばPOSの情報活用にはこんな例がありました。
コンビニのデザートは当初、女性向けに作られていたのですが、実は男性の購入が多いことがPOS情報から解り、男性向けのデカ盛りデザートがヒットしたことは、記憶に新しいところです。

このようにPOSシステムは、お客様の購買動向を分析するのに大変役立つツールとして使われているのです。
そしてコンビニエンスストアの棚には常に売れ筋商品がところ狭しと並ばれるようになっているのです。

しかし実はPOSシステムの最大の利用価値は購買分析や売れ筋商品の確保ではなくて別に大きな利点があるのです。

それは『死に筋商品の発見』にあるのです!
※『死に筋商品』とは商品が陳腐化し価値の無い商品のことです。

コンビニエンスストは売り場面積が30平方メートルから250平方メートルと極めて小規模の店舗でありバックヤードも狭く在庫も多くは持てないなかで多種多様な商品を取り揃える必要性があることから、限られたスペースを有効活用するには 死に筋商品を発見し売り場から排除することこそがPOSシステムの最大の活用法なのです。

そして、死に筋を売り場から排除することで、毎週のように発売される新商品の売り場スペースを確保し、お客様に常に新しい商品の提案ができる売り場作りができるという事です。

皆さんも自社の商品(サービス)を改めて見つめ直し、売れ筋商品だけでなく死に筋商品を発見し、お客様に常に新しい提案が出来るような仕組みを導入されてはいかがでしょうか?

西川会計ではそんなお客様の仕組み作りのお手伝いをさせていただきます。

(税務監査事業部 眞野 隆広)